特急ピルは怪しい？口コミ・評判を徹底解説！安全性についても解説

突然の避妊の失敗。そんな状況で「アフターピルをすぐに使いたい」と思っても、深夜で病院が空いていなかったり、周囲の目が気になって、すぐに行動に移せない方も多いはず。

そんな中、注目されているのが、LINEで完結するオンライン診療サービス「特急ピル」です。

本記事では、特急ピルの口コミ・評判、安全性、サービス内容、デメリットまで、徹底的に解説します。

特急ピルの口コミ・評判

良い口コミ・評判

LINEで完結

後払いできてよかった

悪い口コミ・評判

配送に遅れがあった

利用規約にアクセスできなかった

特急ピルがおすすめな人・おすすめできない人

ここでは、どのような人に特急ピルが向いているのか、逆に利用を慎重に検討すべき人について、整理していきます。

結論、こんな人におすすめ

特急ピルは「緊急時でもすぐに対応できる」点が最大の強みです。

特に以下のような特徴を持つ人におすすめです。

こんな人にはおすすめできない

一方で、特急ピルがすべての人にとって最適な選択肢というわけではありません。

以下のような特徴を持つ人には、他の選択肢を検討するのが良いかもしれません。

特急ピルの特徴やメリット

24時間LINEで無料相談受付

特急ピルでは、スマートフォンのLINEアプリを使って、24時間いつでもアフターピルに関する相談や診察を受けることができます。

対面診療が不要で、すべての手続きがLINE上で完結するというシンプルな仕組みが特徴です。

顔出し不要、スマホで完結

また、利用者は18歳以上であれば誰でもOK。学生や会社員、育児中の方など、忙しい日常の中でも隙間時間を活用して相談できます。

以下は、従来の対面診療とオンライン診療（特急ピル）の比較表です。

項目	特急ピル（LINE診察）	対面診療（病院）
診察時間	24時間いつでも	病院の診療時間内のみ（通常平日9:00〜18:00など）
費用	診察・相談は無料	初診料などが発生
顔出し	不要	必須
利用手段	スマホのLINEアプリ	直接来院
プライバシー配慮	自宅から可能、誰にも会わない	受付・待合室など他人の目がある場合も
診察所要時間	数分〜10分程度	移動＋待ち時間含め60分以上かかることも

診察完了後、最短30分でアフターピルが届く

特急ピルの最大の特徴のひとつが、診察完了から※最短30分でアフターピルが届くという圧倒的なスピードです。

※最短30分は、東京23区内に限り利用できる「特急便（バイク便）」を使った場合

特急ピルでは、以下の2種類の配送方法が用意されています。

配送方法	対応地域	配送時間	備考
お急ぎ便	東京23区内限定	最短60分〜3時間以内	バイク便利用、追加料金5,500円（税込）
通常配送	日本全国	当日発送・翌日到着	18:00までの診察・決済完了が条件

通常配送では18時までに診察と決済が完了すれば当日中に発送され、翌日には到着します。

ただし、北海道や九州、沖縄、離島など一部地域では、最短でも翌々日の配達になるため、緊急時には注意が必要です。

後払いにも対応

特急ピルでは、支払い方法の一つとして「後払い」に対応しています。

これは「今すぐ薬が必要だけど、手元にお金がない」「クレジットカードを持っていない」という人にとって、非常に心強いでしょう。

後払い方式では、商品が届いた後にコンビニまたは銀行振込で支払うことができ、支払い期日は到着後5日以内となっています。

支払い方法	内容
後払い	商品到着後にコンビニまたは銀行振込で支払い
クレジットカード	VISA・Mastercard・JCBなどに対応
コンビニ決済	ローソン、ファミマ、セブンなど対応
銀行振込	ネットバンキングも可

家族にバレないように梱包

アフターピルを使用する上で、多くの利用者が最も気にしていることの一つが「誰にもバレずに受け取れるかどうか」です。

特急ピルでは、そのプライバシーへの配慮が非常に徹底されています。

保険証の提出は不要

特急ピルでは、診察時に「保険証の提出は不要」です。

「会社や学校に知られたくない」「親の扶養に入っていて、保険証の利用履歴がバレるのが心配」という方にとっては、安心して利用できるポイントです。

オンライン診療の一部サービスでは、本人確認のために健康保険証の提出を求められるケースがありますが、特急ピルではその必要がありません。

その代わり、身分証明書（運転免許証、学生証、マイナンバーカードなど）の提出で本人確認を行います。

特急ピルの注意点やデメリット

利用は18歳以上から

特急ピルでは、利用は18歳以上の方に限られています。これは、医薬品の適正使用や法的観点から、自己判断能力があるとされる成人を対象にしているためです。

実は、未成年でも利用可能なオンライン診療サービスが一部存在します。

以下に代表的なサービスをご紹介します。

サービス名	年齢制限	保護者の同意	特徴
エニピル	年齢制限なし（15歳以下も可）	不要	LINE・電話診療で完結、24時間対応、当日発送対応。
マイピルオンライン	15歳以上（学生証提示）	不要	高校生でも可。電話診療→即日配送。匿名性高め
ソクピル	未成年可	同意必要	LINE診療型。同意があれば対応可能、スピード対応も強み。
メデリピル	未成年可（18歳未満）	同意必要	保護者の同席または同意書が必要。丁寧な診療対応が特徴。

一部の地域では翌々日の届けになる

特急ピルでは全国への配送に対応していますが、一部地域では到着が「翌々日」となる場合があります。

特に、以下の地域にお住まいの方は注意が必要です。

• 北海道
• 中国地方の一部
• 九州
• 沖縄
• 離島エリア

これらの地域では、診察と決済が18時までに完了していても、最短で翌々日の配送となります。

これは交通網や航空便の関係で、即日発送・翌日到着が難しいためです。さらに、悪天候や災害、交通渋滞などの影響により、予定よりも遅れることもあります。

薬代以外にも配送事務手数料1100円かかる

特急ピルでは、アフターピルの診察料・相談料は無料ですが、配送事務手数料として1,100円（税込）が薬代とは別に必要となります。

さらに、東京23区内などで「最短60分配送」を希望する場合には、追加でバイク便手数料5,500円（税込）〜が発生します。

以下に、費用構成の一例をまとめます。

つまり、仮に72時間用ピル（8,800円）を選び、通常配送を利用する場合でも合計9,900円が最低限必要となります。

お急ぎ便を選んだ場合は、そこにさらに5,500円以上が上乗せされることになります。

特急ピルは怪しい？偽物のリスクは？

クリニックが運営しているので安心

結論から言うと、特急ピルは怪しいサービスではありません。

運営は医療法人が設立する「あしたのクリニック」が担っており、オンライン診療とアフターピルの処方を行う正式なサービスです。

オンライン診療は怪しいという印象を持たれがちですが、実際には医師の診察・問診を経て処方が行われており、無許可の怪しい薬ではありません。

項目	内容
クリニック名	あしたのクリニック
所在地	東京都品川区西五反田7丁目17番5号 五反田第3noteビル 1階A
電話番号	03-6824-4219
メール	info@tokushi.or.jp

※ クリニック名や所在地がサイトに記載されていない、もしくは法人登記が曖昧なサービスは注意が必要です。その点で、特急ピルは運営母体が医療法人として明記されており、透明性が高いと言えます。

海外承認薬なので国内承認薬とは異なる

特急ピルで処方されるアフターピルは、いずれも海外で承認されている医薬品です。

つまり、日本国内では医薬品医療機器等法（旧薬事法）に基づいた正式な承認を受けていない未承認薬という扱いになります。

この点は、サービスを利用する前に必ず理解しておくべき点です。

特急ピルの公式見解

「取り扱っている医薬品は医薬品医療機器等法上の承認等を得ていない医薬品です。治療に用いる医薬品は当院医師の判断のもと、個人輸入手続きを行ったものです。」

出典：あしたのクリニック公式

つまり、特急ピルで使われているアフターピル（マドンナ、ジョセイ）は、日本で厚生労働省の承認を受けてはいないものの、海外（タイ・トルコなど）で正式に承認された製品であり、医師の判断によって個人輸入・処方される形を取っています。

利用前に未承認薬のリスクは理解しておくべき

未承認薬を使用するリスクを理解した上で選択することが大切です。

特急ピルで処方されるアフターピルは、いずれも海外で承認されている医薬品ですが、日本国内では未承認であり、厚生労働省が「使用の是非」を判断していない医薬品に該当します。

参考情報：未承認薬のリスクについて

未承認薬の使用にあたっては、「あやしいヤクブツ連絡ネット」（厚生労働省）でも以下のような注意喚起がされています。

・個人輸入薬の中には成分表示と異なる成分が含まれている場合がある
・副作用や品質の確認が困難なものも存在する
・使用に際しては、医師の指導を受けることが必須

参照：厚生労働省 あやしいヤクブツ連絡ネット 個人輸入の注意点

これらのリスクを踏まえ、特急ピルでは医師の診察を必須としており、利用者に対しても「未承認薬であること」「副作用の可能性」などの説明を行っています。

利用する側としても、メリット（すぐに服用できる・バレずに受け取れる）だけでなく、こうしたリスクにも目を向け、納得したうえで選択する姿勢が大切です。

また、不安がある場合は事前にLINE診察の中で、医師にリスクについて質問することも可能です。

特急ピルのアフターピルの種類と料金

特急ピルでは、緊急避妊に対応するアフターピルを2種類取り扱っています。

それぞれの薬は、服用の推奨時間や価格などが異なります。どちらも診察料・相談料は無料で、支払うのは薬代と配送事務手数料（1,100円）のみとなっています。

薬の種類	推奨服用時間	価格（税込）
Madonna(マドンナ)	性交渉から72時間以内	8,800円
Josei(ジョセイ)	性交渉から120時間以内	13,750円)

72時間用アフターピルMadonna(マドンナ)

「マドンナ（Madonna）」は、性交渉から72時間以内の服用が推奨されるアフターピルで、価格は税込8,800円です。原産国はタイで、1995年に現地で承認された実績ある医薬品です。

マドンナには、以下のような副作用の報告があります。

これらはアフターピル全般に共通する症状であり、多くは一過性のものですが、体質によっては重く出る場合もあるため、服用後は体調の変化に注意する必要があります。

120時間用アフターピルJosei(ジョセイ)

「ジョセイ（Josei）」は、性交渉から120時間（5日間）以内の服用が可能なアフターピルで、価格は税込13,750円です。原産国はトルコで、2022年10月9日に現地承認された比較的新しい薬です。

ジョセイの主な副作用は以下の通りです。

いずれも一時的な症状が多く、体質によって出やすさに違いがありますが、通常は深刻な健康被害には至らないとされています。

「72時間を超えてしまった」「避妊に不安があるけれど、性交から3日以上経過している」というケースでは、このジョセイが選択肢となります。

特急ピルでアフターピルを処方してもらう流れ

アフターピルを服用する際に気を付けるべきこと

性行為からできるだけ早く服用する

アフターピルの最大の特徴は、「妊娠を防ぐ効果が、服用までの時間によって大きく左右される」という点です。

そのため、性交渉からできるだけ早く服用することが非常に重要になります。

WHOや日本産婦人科医会の見解によると、性行為から24時間以内の服用が最も効果的であり、72時間（または120時間）を過ぎると効果が大きく下がります。

経過時間	避妊成功率の目安
24時間以内	約95%前後
72時間以内	約85%前後
120時間以内	約60〜70%前後

時間が経過するごとに受精や着床の可能性が高まるため、迷わずにすぐ相談し、処方を受けることが何より重要です。

副作用の可能性を理解しておく

アフターピルは、緊急避妊のために用いられる非常に有効な薬ですが、ホルモン量が多いため、副作用のリスクがあることも理解しておく必要があります。

副作用は一時的なものが多いとはいえ、事前に知っておくことで心構えができ、万が一の対処も冷静に行えます。

中でも吐き気や頭痛、不正出血は比較的多くの人に起こるとされており、服用後は可能であれば自宅などで安静に過ごすことが推奨されます。

もし服用後にすぐ嘔吐してしまった場合、薬が吸収されていない可能性があるため、再度の服用が必要になることがあります。

このような場合は、自己判断せずにすぐに診察を受けたクリニックや医師に連絡しましょう。再服用のタイミングや方法について、個別に指導してもらえます。

ごくまれに、以下のような症状が現れる場合があります。

これらの症状が見られた場合は、すぐに医師または医療機関に相談することが必要です。

また、副作用の程度には個人差があるため、「私には合わなかった」と感じた場合は、今後の緊急避妊の選択肢として他の薬を検討することも視野に入れるとよいでしょう。

ピルは性感染症には効果がない

アフターピルは、あくまでも緊急避妊薬であり、性感染症（STI）の予防効果は一切ありません。

これは意外と誤解されやすいポイントですが、アフターピルは排卵を抑制・遅延させることで受精を防ぐ働きをするものであり、性行為中に感染するウイルスや細菌に対しては無力です。

たとえば、以下のような性感染症は、アフターピルではまったく防げません。

• クラミジア感染症
• 淋病（淋菌感染症）
• HIV（エイズ）
• 梅毒
• 性器ヘルペス
• トリコモナス症

これらはコンドームの使用によってある程度予防が可能ですが、ピルにはそのようなバリア機能がありません。

したがって、アフターピルを服用したからといって、性感染症のリスクが下がることはないのです。

また、避妊や感染症の対策として継続的に低用量ピルを服用している場合でも、性感染症のリスクは残るため、コンドームとの併用が最も安全な選択となります。

生理が来ない場合は妊娠検査薬で確認を

アフターピルを正しく服用した後でも、次回の生理が予定通りに来ないことがあります。

これは、副作用として一時的に月経周期が乱れることがあるためで、多くの場合は1週間前後のずれで自然に生理が始まります。

ただし、生理予定日から1週間以上経っても出血がない場合は、妊娠の可能性を否定できません。

避妊成功率は高くても100％ではないため、「飲んだから安心」と思い込まず、必ず妊娠検査薬を使用して確認することが大切です。

妊娠検査薬を使うタイミングは以下の通り。

• 性交渉から3週間後以降がもっとも正確な判定時期
• 月経予定日から1週間以上遅れた場合も目安のひとつ

検査薬で陽性が出た場合は、できるだけ早く医療機関に相談し、妊娠の有無を確認する必要があります。

特急ピルに関するよくある質問